2020年7月15日(水)の日刊不動産経済通信に弊社についての記事が取り上げられました。

2020-07-15

TKP、上野にアパとのFC施設開業 -都内3棟目、ホテルと連動で高稼働狙う

 ティーケーピー(TKP、東京・新宿区、河野貴輝社長)は14日、アパホテルとのフランチャイズ(FC)契約に基づく全国で10棟目、東京都内で3棟目の施設となる「アパホテル上野広小路」(215室)を開業した。新型肺炎の影響でホテルや会議室の需要は先が読めない情勢だが、テレワークなどのビジネス用途を中心に宿泊客の間口を広げることで、開業後の平均稼働率は95%、ADR(平均客室単価)は9000円を目指す。
 立地は東京メトロ銀座線の上野広小路・末広町両駅徒歩3分、JR御徒町駅徒歩5分。TKPが既存ビル2棟を約43億円で取得し、それらを解体した跡地に地上13階建ての宿泊・会議施設を建設した。運営も同社が担い、アパにFCフィーを支払う。
 昨年3月に着工した時点では宿泊需要の50~60%を訪日外国人客が占めると想定していたが、年初以降に新型肺炎が広がり目算が狂った。ただ河野社長によると「(運営施設の稼働率が)新型肺炎の悪影響から回復しつつある」という。開業した上野広小路の施設では、企業のミーティングやテレワークと宿泊需要を両取りする二毛作の発想で施設稼働率を高める方針だ。
 TKPは近年、アパホテルと提携し、ホテルと貸し会議室の機能を持つ複合施設を増やしてきた。14年にアパとのFC第1弾となる施設を北海道・札幌駅前に開業。これまでに上野広小路の施設を含め全国で10棟・2010室を事業化した。東京都内では16年12月に東京初出店のFC施設を日暮里駅前で稼働させたほか、17年12月には東京・西葛西にFC2号店を開業した。


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