ティーケーピーが東京都千代田区に建設した「アパホテル〈上野広小路〉」が14日開業した。同社が運営する貸し会議室を利用した法人をターゲットに宿泊客の確保を狙う。アパホテルとのフランチャイズ契約による10棟目のホテルとなる。設計・施工はアパマンションが手掛けた。
同日現地で開業式典を開いた。ティーケーピーの河野貴輝社長は「貸し会議室を利用した法人に個室の宿泊施設を用意することで、(新型コロナウイルスの)感染リスクを抑えられる」と、法人向けの施設運営の体制を強化する姿勢を示した。
アパグループの元谷外志雄代表は「都内の一等地に位置する」と物件を説明し、集客に自信をのぞかせた。アパホテルの元谷芙美子社長は「(コロナ禍で)業界は大変な打撃を受けた。ピンチをチャンスに変えて乗り越えていく」と語った。
ホテルの所在地は外神田5の3の3。東京メトロ銀座線の上野広小路、末広町の両駅などからアクセスできる。建物規模はS造13階建て延べ3228平方メートル。215室を設けた。
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