貸会議室大手のティーケーピー(TKP)は9月1日から新型コロナウイルス対策を施したレンタルオフィスのショールームを開設する。内田洋行と共同開発した、正対せず着座可能なデスクなどのオフィス家具を配置する。コロナ対策のオフィス家具を置いたレイアウトをパッケージにしたレンタルオフィスを提案し、需要の取り込みを図る。TKPは8月末時点で国内全164拠点の月貸しレンタルオフィスを展開しており、ショールームを9拠点に順次開設する。
ショールームには座る位置が自然と限定され互い違いに座ることができる六角形のデスクのほか、既存のテーブルに後付けできるパネルや、独自の天井と吸音パネルで音漏れしづらく会話が聞き取りやすいブースなどのオフィス家具を配置し3密を避けるレイアウトを展示する。
コロナ禍でオフィスは感染防止が求められている。TKPはレンタルオフィスの既存顧客や新規顧客に感染予防策を提案し導入してもらうことで安心感を与え利用の促進を図る。
写真:座る位置が自然と限定され正対せずに互い違いに座ることができる六角形のデスク
♦日本経済新聞 WEB
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63259080R30C20A8916M00/