オフィス用品中古レンタル、大手より2~4割安く、貸会議室のTKP参入。

2010-09-01

日本経済新聞当社記事が掲載されました。

 貸会議室運営のティーケーピー(TKP、東京・中央、河野貴輝社長)は9月、中古オフィス用品のレンタル事業に参入する。会議用机や折り畳みイスなど7000品を業界大手より平均2~4割安い価格で貸し出す。事業所を閉鎖する企業から不要な備品を調達し、低価格を武器に市場を開拓する。

 新サービスは「TKPレンタルネット」。価格は会議用机が1週間で1台1050円、折り畳みイスが1脚420円。オフィス用品だけでなく、運動会など社内イベントで使う備品もそろえる。長期間のリースにも対応するほか、一部の商品は販売する。

 TKPは全国で約500室の貸会議室を運営している。入居するオフィスビルのオーナーなどの情報を活用し、事業所を閉鎖する企業から安く備品を仕入れる。

 オフィス用品レンタルでは後発になるが、景気低迷でオフィス用品の購入を控える企業が増えており、市場の拡大余地は大きいと判断した。3年間で20億円の売上高を目指す。

 TKPは貸会議室で利用するプロジェクターなどを貸し出しているが、レンタル事業への参入に伴い価格を3~5割引き下げる。