貸会議室のTKP、宴会場運営に進出、京急系のホテルと契約。

2010-11-17

日本経済新聞に当社記事が掲載されました。

 貸会議室大手のティーケーピー(TKP、東京・中央、河野貴輝社長)はホテルの宴会場運営に参入する。第1弾として京浜急行電鉄と旧ホテルパシフィック東京の宴会場の賃貸契約を結び、2011年春に開業する。今後も稼働率の低いホテルを中心に対象施設を増やし、貸会議室に次ぐ収益の柱にする。

 京急電鉄は今年9月に閉館した旧ホテルパシフィック東京を一部改装し宿泊型ホテルに特化する計画で、TKPに1階の宴会場の運営を全面委託する。契約期間は5年間。TKPは羽田空港の国際化などで、品川周辺でのイベント開催需要が高まると判断した。

 宴会場は「ガーデンシティ品川」の名称で展開。総面積5300平方メートルで9室を用意し、収容人数は最大2300人と都内有数の広さ。TKPは改装に数億円をかけ、同社の貸会議室を利用する6万社の顧客などにセミナーやイベント会場として利用を促す。旧ホテルパシフィック東京のチャペルなど婚礼施設も引き継ぐ。近く結婚式場運営会社から調理師など従業員50人程度を受け入れる方針。初年度20億円の売り上げを目指す。