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貸会議室運営、TKPが海外進出、NYと上海、空きオフィス活用。
2010-12-29
日本経済新聞に当社記事が掲載されました。
貸会議室大手のティーケーピー(東京・中央、河野貴輝社長)は海外に進出する。2011年に米ニューヨークと中国の上海に拠点を新設。オフィスの空室を転用して低価格で提供する日本独自のノウハウを現地に持ち込む。ホテルの宴会場よりも安く手軽に利用できる利点を現地の企業などに売り込む。
来年3月に「TKPニューヨークカンファレンスセンター」を開業する。マンハッタンのグランドセントラル駅近くで敷地面積は2300平方メートル。全15部屋で最大1300人の収容が可能。価格は1人あたり5ドル程度(410円)で、ホテルの宴会場を利用するのと比べ、半額以下になるという。
米国進出に先駆けて現地法人の「TKPニューヨーク」を11月に設立。来年中に、さらに2カ所の施設を開業する予定だ。
上海でも同じ時期に「TKP上海カンファレンスセンター」を開業する予定。敷地面積は1200平方メートルで、全6室の収容人員は最大1200人。価格は1人あたり14~20元(170~250円)を想定している。上海の施設も来年中にさらに2カ所増やす。
いずれも現地で従業員を採用して、現地の顧客を開拓。予約サイトを新設し、サイト画面上で利用を受け付ける。会議、セミナーに必要なマイクやスクリーンといった備品を用意し、飲み物などケータリングサービスも提供する。3年後には海外拠点で30億円の売り上げを目指す。