TKP、イベント施設運営、札幌で展示会の需要開拓。

2011-09-03

日本経済新聞に当社記事が掲載されました。

貸会議室大手のティーケーピー(TKP、東京・中央、河野貴輝社長)は札幌市内で、コンベンション施設の運営に乗り出す。JR札幌駅近くの共済ビルのフロアを借り、5日に開業する。従来の貸会議室は会議・研修の利用が中心だったが、展示会やセミナーなどイベント需要を新たに取り込む。

 共済ビル内に「ガーデンシティ札幌きょうさいサロン」という名称で開業する。これまで同ビル内に借りていた貸会議室用の計2階分も展示会などを開催できるように改修した。コンベンション施設の利用料は、例えば1室124平方メートル(定員84人)で1時間あたり1万1600円。16~198平方メートルまで20部屋ある。「郊外型の既存のコンベンション施設より利便性がよく、ホテルを借りるよりも安くした」(河野社長)という。

 同社は4月から東京都港区と横浜市でコンベンション施設運営を始め、札幌が第3弾となる。今後は関西や九州にも拠点を増やす。貸会議室サービスで6万社の顧客を抱えており、イベント開催を予定する企業に対し売り込む。

 今後は札幌市内でも、既存のホテルとフロアを借り切る形で賃貸契約を結び、施設数を拡大していく。