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増える貸し会議室 景気低迷→ビル供給過剰 オーナー、空き室利⽤=宮城
2010-12-03
東京読売新聞に当社記事が掲載されました。
◆利用企業 経費の削減
仙台市内で「貸し会議室」が増えている。景気低迷で生じたオフィスビルの空き室を有効活用しようという策で、東京の大手業者も進出してきた。
JR仙台駅近くの29階建て新築ビル。2~4階の3フロアに貸し会議室11室が並ぶ。広さは22~153平方メートルと様々、合計942人を収容する。
用途は会議に限らない。研修や商談会、就職説明会、大きい部屋だと立食パーティーにも使われる。12人収容の最も狭い部屋で利用料金は1時間当たり3600円から。ホテルより安い。
貸し会議室を8月に開いたのは、全国で500室以上を運営する「ティーケーピー」(東京)。稼働率は7割で好調という。同社によると、当初、利用者は東京の企業がほとんどだったが、最近は地元企業が8割程度になっている。ニーズが高まれば、今後、仙台でさらに開設することも検討するという。
同社は「仙台はビルが供給過剰気味で、好条件の物件が多い」と、貸し会議室経営の適地だと明かす。不動産関係者によると、仙台ではほかにも、中規模クラスのオフィスビルに貸し会議室が散見されるようになったという。