ビル全室、貸し会議室に、TKP、大阪・福島区で。

2008-12-02

日経産業新聞に当社記事が掲載されました。

 貸し会議室大手のティーケーピー(TKP、東京・中央、河野貴輝社長)は大阪市福島区にあるビル一棟を借り、全室を会議室として貸し出すサービスを始めた。景気悪化を背景に増加しているオフィスビルの空き室を活用。必要な時だけ会議室を借りて経費削減を徹底する企業の需要を取り込む。

 ビルは阪神高速道路が五―七階部分を貫通するビルとして知られている「ゲートタワービル」。JR福島駅近くの立地で十六階建てで、同社がオーナーから一棟を長期的に借り、部屋ごとに短期で貸し出す。

 各フロアを間仕切りで区切り、二十一室で構成する。定員合計は二千八百二十五人。料金は一時間五千二百五十円(定員八人、広さ約十四平方メートル)から五万二千五百円(二百七十三人、約三百三十四平方メートル)までで、当面は割引も実施する。

 経費削減を徹底する企業の間で自前の会議室を減らしてオフィス面積を縮小する動きが広がっている。TKPは「企業が集積する梅田に近い立地で、入社試験や新入社員の研修用の需要が見込める」と判断した。