日経産業新聞に「TKPメディカリンク」の記事が掲載されました。

2017-02-17

TKP、医学学会員の情報管理、事務作業代行、貸会議室利用促す。

 貸会議室大手のティーケーピー(TKP、東京・新宿、河野貴輝社長)は4月、医学関連の学会向けに会員情報を管理するサービスを始める。クラウド上で医師の入退会や転勤などをリアルタイムで入力できるようにして、医師や学会事務局の事務作業を減らす。今後5年で医学関連の学会に加入する医師24万人の利用を目指す。学会業務を担うことで貸会議室での学会イベントの受注増を狙う。

 子会社のTKPメディカリンク(東京・新宿)を設立した。資本金は4000万円。医師や看護師、医療従事者向けの管理システム「メディカルアグリゲート」を運用するほか、全国で開催する学術集会などのイベントの事務局運営代行などを手掛ける。

 日本には様々な医学会があり、例えば心臓血管外科と高血圧など複数の学会に入会している医師も多い。だが多忙を理由に入退会や勤務先の変更などを連絡しない医師がいて、事務局は会員全員の現状を把握するのが難しかった。
 ティーケーピーは全国で貸会議室やイベントホール、宴会場などを運営する。研究発表会やシンポジウム、勉強会など多くのイベントを開く学会や製薬会社は大口顧客であり、煩雑な事務作業を代行することで自社施設の利用につなげる考え。