日本経済新聞 速報ニュースに「新規上場」の記事が掲載されました。

2017-03-27

貸会議室運営のティーケーピーが27⽇、東証マザーズに上場した。

貸会議室運営のティーケーピーが27⽇、東証マザーズに上場した。
初値は公開価格の6,060円を7割強上回る1万560円だった。終値は9,970円。
記者会⾒した河野貴輝社⻑は「貸会議室に付随するケータリングなどに成⻑余地が⼤きい」と話した。
主なやりとりは以下の通り。

──初値は公開価格を上回りました。

「買い気配で始まったのを⾒てほっとした。
マーケット全体が下がった中で⾼く評価してもらい引き締まる思い。
収益を上げることで期待に応えたい」

──今後の成⻑戦略を教えてください。

「運営する会議室を増やすのはもちろんだが、既存顧客の利⽤率を上げることにも注⼒したい。
今は500社で売上⾼の5割を占める。残り5割の売上⾼は2万社以上のライトユーザーで構成される。
この2万社に営業をかけ、利⽤率を上げていく。それだけでも成⻑が⾒込める」
「貸会議室に付随するケータリングなどのサービスの成⻑余地は⼤きい。
TKPは貸会議室の会社とみられがちだが、売上⾼に占める割合は58%に過ぎない。
残りはケータリングやプロジェクターなど機材の貸し出しだ。ケータリングや機材貸しは利益率が⾼い。
最近は駅から近い新しいオフィスビルのフロアを借り上げ、
ホテルのように宴会ができるようにして時間貸ししている。
当社のケータリングを使えばホテルより安上がりに宴会ができるため、需要は⼤きいはず。
TKPにとっては利益率の⾼いケータリングを伸ばせる」

──業績の目標は。

「2018年2⽉期は連結経常利益が30億円と、前期推定⽐24%増になる⾒通し。来期以降 も伸ばしていきたい」

(⼤酒丈典)